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2026/01/29(木) 10:30-11:10

温室効果ガス観測技術衛星GOSATシリーズで見る地球温暖化

国立環境研究所

2021年8月に気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が公表した第6次評価報告書(第1作業部会)は、「人間の影響が大気、海洋および陸域を温暖化させてきたことは疑う余地がない」、「人為的な地球温暖化を特定のレベルに制限するには、二酸化炭素(CO2)の累積排出量を制限し、少なくとも二酸化炭素の正味排出量ゼロを達成することが必要である」と記しています。また、パリ協定はすべての締約国に対し炭素排出量削減への取り組みとして国別約束を作成し、その約束を着実に達成することを求めています。こうした中、衛星による大気中の温室効果ガスの観測は、パリ協定の批准国が提出する排出量報告書の透明性の向上に寄与するものと期待されています。

温室効果ガス・水循環観測技術衛星(Global Observing SATellite for Greenhouse gases and Water cycle: GOSAT-GW)は、日本の地球観測衛星です。宇宙から二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスを観測する一連の衛星であるGOSATシリーズの3番目の衛星で、2009年に打ち上げられた温室効果ガス観測技術衛星(Greenhouse gases Observing SATellite: GOSAT,「いぶき」)と2018年に打ち上げられた2号機(GOSAT-2,「いぶき2号」)の後継機です。

GOSAT-GWは温室効果ガス観測センサ3型(Total Anthropogenic and Natural emissions mapping SpectrOmeter-3: TANSO-3)を搭載し、環境省と国立環境研究所(NIES)が共同で以下のミッションを担っています。
・二酸化炭素の全大気月別平均濃度の監視
・国別人為起源温室効果ガス排出量の検証
・温室効果ガスの大規模排出源(都市圏、発電所、永久凍土など)のモニタリング

GOSAT-GWは上記ミッションの達成を通して、GOSATおよびGOSAT-2とともに、地球大気中の温室効果ガス濃度の上昇がもたらす気候変動の緩和に貢献します。
GOSAT-GWウエブサイト:https://gosat-gw.nies.go.jp/

SPEAKER

スピーカー

国立研究開発法人 国立環境研究所
地球システム領域 領域長
谷本 浩志

環境省
地球環境局 気候変動観測研究戦略室長
永森 一暢

OUTLINE

開催概要
開催時刻 2026年01月29日(木) 10:30~11:10
タイトル 温室効果ガス観測技術衛星GOSATシリーズで見る地球温暖化
社名・団体名 国立環境研究所
会場 セミナー会場2
展示会名 G空間EXPO 2026

国立研究開発法人国立環境研究所

  • #その他

国立環境研究所(NIES)は、幅広い環境研究に学術的かつ総合的に取り組む我が国唯一の公的な研究所です。
今回ご紹介する温室効果ガス観測技術衛星 GOSATおよびGOSAT-2は環境省とNIES、JAXAが共同で推進しています。また、最新の温室効果ガス・水循環観測技術衛星GOSAT-GWによる温室効果ガス観測ミッションは、環境省とNIESによる共同プロジェクトです。

所在地 茨城県つくば市小野川16-2